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旅行には、卒業生9人に加え、恩師の山口明治さん(84)も参加した。一行は1月21日朝に吹田市内を出発。行きのバスではセピア色の集合写真を回しながら「これは誰や」とワイワイガヤガヤ。
午前中に伊勢市の二見浦を観光して午後から伊勢神宮を参拝した。夜は鳥羽市内のホテルで山口さんを囲んで、思い出話に花を咲かせた。
空襲警報が鳴ると防空ずきんをかぶって机の下にもぐった話。悪さをして大きなそろばんの上で正座させられた話。フォークダンスでドキドキした話……。午後11時すぎまで語り合った。
豊津第一小学校は1875年に創立。1934年には室戸台風で校舎が倒壊して、児童51人、教員2人が亡くなる災禍もあったが、戦災は免れた。山口さんによると、経済的に恵まれない子供たちも少なくなかったため、戦後の一時期、修学旅行が中止されたという。
今回の旅行の話が持ち上がったのは昨年5月に開かれた同窓会の席。卒業生は3クラス約130人いたが、亡くなった人や連絡がつかない人も多く、出席者は19人。酒を酌み交わしながら前田光男さん(70)が「6年生になったら修学旅行に行けると楽しみにしていたけど中止になった。1回くらい修学旅行に行ったろうやないか」と提案すると「修学旅行で行く予定だった伊勢に行こう」と一気に盛り上がった。前田さんと近所の鳥飼保男さん(70)で計画を立てた。
“引率”を終えた山口さんは「心残りがあったので、みんなが満足してくれてよかった」。前田さんは「疲れて枕投げはしないで眠ってしまったけど楽しい旅行だった。今度はもっと大勢で2回目の修学旅行に行きたい」と話していた。
asahi.com
すごい楽しそうだなぁ!